ほったらかしで絶品 炊飯器塩麹鶏ハム
時短で叶う、しっとり絶品鶏ハム
忙しい毎日の中で、健康的な食事を準備するのは時に大きな負担となります。特に、良質なタンパク質を摂りたいと思っても、肉料理は調理に時間がかかったり、パサつきが気になったりすることもあるかもしれません。
今回ご紹介するのは、炊飯器の保温機能と日本の伝統的な発酵調味料である「塩麹」を使った、驚くほど簡単に作れる鶏むね肉の鶏ハムです。特別な調理器具や難しい技術は一切不要。材料をセットしてスイッチを入れたら、あとは炊飯器にお任せ。ほったらかし調理で、しっとりやわらかな絶品鶏ハムが完成します。
塩麹について
塩麹は、米麹、塩、水を混ぜて発酵させた日本の調味料です。食材を柔らかくする効果や、素材の旨味を引き出す働きがあります。特に肉や魚に使うと、酵素の力でタンパク質が分解され、驚くほどジューシーに仕上がります。また、麹由来の栄養素も含まれており、手軽に健康効果をプラスできる点も魅力です。
炊飯器塩麹鶏ハム レシピ
このレシピでは、炊飯器の保温機能を使って低温でじっくり加熱するため、鶏むね肉がパサつかず、しっとりと仕上がります。塩麹の効果で、旨味も深く、そのままでも美味しくお召し上がりいただけます。
材料
- 鶏むね肉:1枚(約300g)
- 塩麹:大さじ3(鶏むね肉の重量の10%程度が目安です)
- お好みで(香り付け):ブラックペッパー、ハーブ(タイム、ローズマリーなど乾燥でも生でも)少量
作り方
- 鶏むね肉は余分な皮や脂肪を取り除きます。厚さが均一でない場合は、開いて厚さを揃えると火の通りが均一になります。(包丁を使うのはこの工程のみです)
- ポリ袋に1の鶏むね肉と塩麹、お好みでブラックペッパーやハーブを加えます。
- ポリ袋の上から全体をよく揉み込み、塩麹を鶏むね肉になじませます。袋の空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で30分以上(可能であれば2時間以上)おいて味を馴染ませます。
- 鶏むね肉をポリ袋から取り出し、ラップでぴっちりと筒状に巻きます。巻き終わりはしっかりと閉じます。崩れやすい場合は、さらにアルミホイルで包むと形が安定します。
- 炊飯器の内釜に4を入れ、鶏むね肉が完全に浸るまで熱湯(沸騰したての湯)を注ぎます。
- 炊飯器の蓋を閉め、「保温」モードに設定します。そのまま1時間から1時間半程度、加熱します。
- 保温終了後、火傷に注意しながら内釜から取り出し、粗熱を取ります。粗熱が取れたら、冷蔵庫でしっかりと冷やします。最低でも2時間は冷やすことで、中心部まで火が通り、切りやすくなります。
- 冷えたらラップやアルミホイルを外し、お好みの厚さに切ってお召し上がりください。
補足情報
- 保存期間:冷蔵庫で3〜4日程度保存可能です。
- アレンジ方法:そのままはもちろん、スライスしてサラダのトッピングにしたり、細かくほぐして棒々鶏風にしたり、サンドイッチの具材としても幅広く活用できます。
- 使用する塩麹によって塩分濃度が異なるため、量は調整してください。市販の塩麹は製品によって粘度や塩分が異なりますが、大さじ3(約50g)を目安に調整してください。
まとめ
炊飯器の保温機能と塩麹を活用することで、誰でも簡単に驚くほどしっとりやわらかな鶏ハムを作ることができます。火加減を気にする必要がなく、キッチンにつきっきりにならずに済むため、忙しい日にも無理なく準備ができます。このレシピを参考に、ヘルシーで美味しい手作り鶏ハムを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。